ネブライザー療法
いろいろな薬液をエアロゾル粒子にして、鼻などに噴霧する治療法です。
使われる薬剤は、ステロイド剤、抗生物質、粘液溶解剤、血管収縮剤、などで、これらを混合して用いることが多いです。なので、内容は各病院や医院によって、少しずつ異なって来ます。
長所
- 直接局所に薬を噴霧するので、内服や注射などの全身投与よりも、少ない薬の量 で効果が得られやすい。
- 全身に影響が少ないので、副作用の心配がすくなくなる。
- 簡単に投与できる。
- 直接局所に投与するので、速効性がある。
短所
- 粘膜の分泌物によって洗い流されたり、 粘膜の線毛運動で排泄されたりするので、局所に留まりにくい。
- 副鼻腔にどの程度到達するのか疑問。
- 週に1回程度では効果が少なく、通院回数が多くなる。