耳鼻科の病気

耳だれが出る

どんな症状?

耳だれ(以後耳漏と表します)は、外耳道、鼓膜、中耳の疾患で見られます。耳掃除を頻繁にしすぎていないか、何かで耳を突いたことはないか、糖尿病などの慢性疾患はないか、など背景になっている状態や、他の随伴する症状の有無などが診断の手がかりになります。また耳漏の性状(さらっとしている、においがあるなど)も、診断に大切です。また治療薬をきめるために、耳漏を採取し、培養して細菌の検査をする場合もあります。

外耳疾患

頻繁な耳掃除や、補聴器、耳栓、イヤホンなどにより、慢性的に外耳道に刺激が加わって外耳道炎を起こし、そこから分泌液が出ているという場合が多いです。また外耳道の皮膚の皮脂腺に感染を起こした耳せつの時も、耳漏が見られます。耳かきなどによる外傷の場合は、出血を伴って血性の耳漏になることもあります。

鼓膜疾患

慢性鼓膜炎を起こしている時、やはり耳漏が見られることがあります。この場合、慢性の外耳道炎をともなっていることもあります。また外傷性の鼓膜穿孔でもしばしば耳漏が認められます。血性の場合も多いです。

中耳疾患

急性中耳炎では、炎症が強く鼓膜が自然に破れてしまって耳漏を生じることがあります。慢性中耳炎では、急性増悪時に耳漏を生じます。真珠腫性中耳炎でも頻度は低いですが耳漏を生じる場合があります。いずれも、耳処置に加えて抗生物質の内服が必要となることが多いです。

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