耳鼻科の病気

鼻づまり

どんな症状?

鼻閉(鼻づまり)とは、鼻腔が狭くなって空気が十分に通らなくなり、鼻呼吸ができない状態のことで、様々な鼻の病気で見られる症状です。鼻腔の形が変形しているためにおこっている場合(解剖学的鼻閉)と、鼻の粘膜の主張によっておこっている場合(粘膜性鼻閉)があります。原因となっている病気の診断には、鼻汁や痛みなどの随伴症状があるかどうか、片側性か両側性か、持続的なのか間欠的なのか、なにか鼻閉のきっかけになるようなことがあるかどうか、なども大事なポイントです。

外耳疾患

先天的に鼻腔の構造に異常がある場合、鼻閉を来すことが多いです。外傷で変形し鼻閉を来すこともあります。日常的によく見られるのは、鼻中隔彎曲症で、一側性の鼻閉に、時に鼻出血などを伴います。

鼓膜疾患

【間欠的鼻閉】
炎症にともなって鼻閉がおこっている場合がほとんどで、アレルギー性鼻炎血管運動性鼻炎急性鼻炎が含まれます。 急性鼻炎は、咽頭痛などの症状を伴うことが多いことから他のふたつと区別 できます。アレルギー性鼻炎か血管運動性鼻炎かの鑑別には、免疫学的検査によってアレルギーの存在の有無を調べる必要がある場合も少なくありません。

【持続的鼻閉】
慢性副鼻腔炎に伴って鼻ポリープ(鼻茸)ができると、持続的な鼻閉となることがあります。またまれですが、鼻腔に腫瘍ができた時なども鼻閉が持続することがあります。重症のアレルギー性鼻炎で炎症が長期間持続すると、鼻閉も持続的になることがあります。 幼児ではアデノイドの主張により持続的鼻閉を来すこともあります。

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